遊雅堂などのオンラインカジノでは、お金を賭けて、スロットなどをプレイします。
そのスロットで勝つと賞金がもらえます。
一般的に見て、これはいわゆる賭博ですね。
遊雅堂のようなオンラインカジノでプレイして、違法にならないのでしょうか。
日本の賭博と公営ギャンブル
日本において、賭博(=ギャンブル)は法律で禁じられています。
でも、「公営ギャンブル」は特別法で認められているので、賭博ではありますが合法となります。
公営ギャンブルとは、都道府県などが主催しているギャンブルで、
競馬、競輪、競艇、オートレース、toto、宝くじがそれに当たります。
パチンコ、パチスロは「風俗業」?
まちなかでよく見かけるパチンコ店はどうでしょう。
玉を借りてプレイして、お金に換えたり景品に換えたりできますね。
これは、先に書いた例では、賭博に当たります。
パチンコなどは、営業形態としては「風俗業」です。
景品と換金は、パチンコ店、景品交換所、景品問屋の3つのお店を経由する、三店方式を利用しています。これによって、違法性を問われにくい形でパチンコ玉の現金化が行われています。
合法と認められているわけではありませんが、違法となりにくい仕組みとなっています。
オンラインカジノは違法?
遊雅堂などのオンラインカジノの違法性で話題になるのが、ドリームカジノ事件です。
ドリームカジノ事件とは
1)無罪確定
ドリームカジノ事件とは、ドリームカジノというオンラインカジノでプレイしていた日本人のお客さん3人と、カジノの運営に携わっていた日本人スタッフが逮捕された事件です。
逮捕後、4人は略式起訴されました。
略式起訴されて本人が罪を認めたり、裁判で有罪が確定してはじめて、有罪となります。
4人のうち3人は罪を認め、有罪が確定しましたが、お客さんの一人が、罪を認めず、裁判となりました。
裁判の結果は、不起訴となり、この方の「無罪が確定」しました。
つまり、海外に拠点を置くオンラインカジノでプレイすることは、合法ではないけれど、違法でもないということになったのです。
2)法律について
現在の日本には、オンラインカジノを取り締まる法律はありません。だから、ドリームカジノ事件では、オンラインカジノでプレイしていて逮捕されても、裁判で無罪となりました。
賭博罪では、
1)常習として賭博をした 者は、3年以下の懲役に処する。
2)賭博場を開張し、又は博徒を結合して利益を図った者 は、3月以上5年以下の懲役に処する。
と規定しています。
オンラインカジノは、お金を賭けてプレイして賞金を得ますから、この法律はオンラインカジノに適用できそうですが、憲法で、拡大解釈・類推解釈が禁止されています。
また、この法律は日本国内を想定していますから、海外に拠点を置く会社には適用されません。
まとめ
日本という法治国家において、取り締まる法律がないということは、オンラインカジノは違法とならない、と言えます。
ただし、オンラインカジノは、法律で認められているわけでもなく、取り締まる法律もないので、合法とも違法とも言えない状態です。
違法とはならないので、逮捕され、有罪となった例は、ドリームカジノ以後ありません。
このページでは、大丈夫です、と断言はできませんが、日本にお住まいの多くの方がオンラインカジノを楽しんでおられる実態はあります。